ビースケよお前もか

疲れたサラリーマン 会社が買収された

データ伝送の設定変更日。

ビースケと状況を確認する予定であったが、ビースケは休みの予定を入れていた。
最近俺もモチベーションが落ちていて、周りのことまで見ていられない。

予定を見ると11月中旬に休みの予定は入れたようだし、急に休んだわけではない。

少し不安を覚えていたが、試験通りにやれば問題がない。

11時になりデータ伝送は無事に終了した。

ビースケからメッセージが届き、自宅でデータ伝送が正常に行われたことを確認したとのこと。

俺は相手企業にも確認した。するとエラーが発生していた。

理由は設定間違い。試験時と本番時では設定変更する必要があったが、それを俺が見落としていたため、また試験環境にデータを送っていた。

相手企業は1時間以内に再送するように言ってきた。

俺はシステムの委託先に再送が可能か確認した。

委託会社は再送の準備までは出来るが、すこし時間が掛かるという。

再送の最後の処理はビースケにしかできないので。ビースケにも確認したら外出中だという。俺は再送のやり方を知らない。

何してんだ!休暇とはいえ、家で確認するつもりならトラブルが終わるまで家にいろよ!

これじゃ再送は出来ない。

俺は締切に間に合わせるために、相手企業に試験環境に送ったデータの使用を依頼した。

相手企業は了承してくれた。

送り先が違っているだけでデータの内容は問題ないはずだが、上司にまたうるさく言われるだろう。

第一に俺のミスであることは間違いないが、リカバリーできなかったのはビースケが外出していたためで何となく納得がいかない。

しかし、当然ながら俺のミスとして各方面に報告した。

上司のマウントが始まる

上司からトラブル報告書を提出するように言われて提出した。

その後ネチネチと何もわかっていないのに、俺がいかに悪いかというような報告書に書き換えるように指示された。

俺が転職を決意したトラブルの時は俺が原因ではないのだが、それも俺が悪いというな報告書を出すように言われた。

今回のは確かに俺の確認ミスが原因であるため、俺もそれには逆らえない。しかし、前回は違う。

こんな上司の元で責任の重さに耐えて仕事をする気にはなれない。

ビースケのせいでまたトラブルに

今回のトラブった先と別日に再度データ伝送することになった。これでうまくいけば完了となるのだが、またしてもトラブった。

設定資料を元に設定を変更したのだが、その資料が間違っていた。その資料を作成したのはビーサクだった。

ビースケは俺と同じくうっかりしたところがあって、数字を一桁間違えていた。

結果的に今回作業したのが俺であるため、またしても俺が上司にネチネチと責められることになった。

今回の件は本当にストレスになった。

ビースケが休みとはいえトラブってるんだから家に居てくれれば、ビースケが元の資料をちゃんと更新してくれていれば……。

上司だけではなく会社に対しての何か糸みたいなものが切れるのを感じた。

もうここはどうでもいい。ここに居たくない。

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