早引けして帰っている途中に委託先企業の担当者から電話が鳴った。
「今日取得したデータに不備があります。」
休暇中だけど俺以外に担当者も居ないので対応するしかない。
取引先の電話番号がわからないので社内のメンバーに「トラブル対応のため連絡先を教えてくれ」とメッセージ。
その後取引先にデータの内容を確認したり、委託先企業と対処を考えたりしているうちに、新しい管理者から報告せよとのメッセージ。
事情について報告すると、彼は不満気で俺の対応がまずいと指摘してきた。
今回の件は俺のミスが原因ではないし、そもそも彼は赴任してきたばかりで事情がわかっているわけではない。
単に彼は俺のことが気にくわないのだ。
俺も正直言って気が合わないなと思っていたし、仕事のやりにくさを感じていた。
だが、表面上は指摘に従った。
その後、俺は結局会社に戻る必要があり、会社に戻って対応した。
上司以外は休暇なのに対応していることを労ってくれたが、彼からは何もなかった。
翌日、残業申請をすることになり、会社の出退勤システム上、休暇後の残業は出来ないことがわかった。
結果的に俺は残業したのに残業していないことになった。(詳細は端折るが残業時間3時間のところ1時間しか認められなかった。)
俺はキレた。
そして退職を決意した。
退職までの計画
前にも書いたが資格は取得したい。資格で仕事が出来るようになるわけではないが、前提知識として働く上では役に立つし、能力の照明にもなる。
取ろうと思っている資格は簿記2級と3級。それに基本情報技術者試験、応用情報技術者試験。
これで同じく情報システム部門へ転職する。
6月のボーナスをもらったぐらいから就職活動を始めて、遅くとも下期には新会社での勤務を始めたい。
転職エージェントはだいたい3ヶ月担当してくれるので、6月、7月、8月と転職活動して、9月は有給消化という感じかもしれない。
43歳でコードが書けない男がどの程度の企業に入社できるかはわからない。そもそも決まらない可能性もある。
アメリカではIT企業のリストラが多くなっているし、来年には日本にも波及する恐れがある。
だけど、もうここには居られない。
3年前、俺は3社から内定をもらった。その中で今の会社を選んだのは、安定して定年まで勤められると思ったからだ。まさか大企業グループで一番安定していると思った会社が最初に無くなるとは思わなかった。皮肉なものだ。
だが、前の就職活動時には相手にされなかった企業に、今回の経験で入れる可能性もある。
とにかく勉強を始めよう。
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