昨年にまず煙草を止めて、今年の夏から酒を止めた。
酒は誰かと一緒なら飲むが、一人なら飲まないつもりだし、以前に禁酒の記事を書いてから本当に一滴も飲んでいない。
40代フリーターが正社員就職という願掛けのために禁酒(酒断ち)します – めざせ正社員!30代後半フリーターの就職・転職活動記
もうそろそろ2ヶ月経つが、一人では飲みたいと思わない。飲んであの酔った感じになっても、ものすごく無駄な気がするようになったからだ。
喫煙と飲酒という二大悪癖が収まってきても、一つだけ収まらない悪癖が残っていた。
それが「深夜徘徊」である。
深夜徘徊を始めたのは浪人生の頃
最近、過去の振り返り記事を書き始めて、それで思い出したのだが、深夜徘徊を始めたのは浪人生の頃だった。
2浪目の頃、年齢は二十歳だ。
今はブログやSNSなどで、一人ぼっちで孤独に過ごす人が多いという「ぼっち」派の存在がわかるが、20年近く前ではわからなかった。
20歳はみんな楽しいことをしている。
でも、僕だけ取り残されている。
そういう気持ちを強く持っていて、それでいて自分は全く何の楽しいこともない毎日を過ごしている。楽しいイベントなんて何にも無い。
そういう気持ちが夜寝る前になると強くなってきて、このままでは眠れないと思い。自転車で出かけるようになった。
と言っても遠出ではなく、近所を1時間程度走るだけだ。
そうして適度な疲れと、夜が静かになった頃には気持ちも収まり、自分も寝られるようになった。
深夜徘徊の原点
深夜徘徊で感じる一種の気持ちよさや開放感の原点は、小学生時代に感じた曇天の日に外を歩くことだった。
子供の頃は夜中に出歩くことは出来ないが、曇った日中なら可能だ。
雨が降りそうな曇りの時、街は暗く、空気の湿り気が気持ちいい。人は家へ急いで帰ろうとしていて、そこで残る自分は彼らより主導権を握っているような気さえした。
そういう時、自分の殻から心が開放され、少し自分の気持ちが大きくなるのを感じた。
深夜徘徊は気分転換というメリットが大きい
深夜徘徊のメリットは手軽に気分転換できることだ。
外に出て夜風に当たる、自転車にせよ、歩きにせよ体を動かす。たったこれだけのことで気分が変わる。
しかも深夜なので、人目を気にすることは無い。
自分を広い空間で開放させることで、溜まっていた気持ち、鬱屈した気持ち、煮詰まった気持ちなど張り詰めたものに穴が開いて、吐き出すことが出来る。
お金も掛からないし、深夜徘徊は良いことばっかりに思える。(警察に職務質問されたり、女性だと危ないというデメリットもあるが。)
孤独感や焦燥感を感じると深夜徘徊するようになる
深夜徘徊はメリットだらけのように感じるが、そもそも深夜徘徊するのは心理的に落ち着いて安定している時ではない。
孤独感や焦燥感を紛らわせ、吐き出させるために行っているので、たまにするのなら良いが、僕みたいに毎日皆勤賞を取る勢いで徘徊しているのは異常だ。
あまりにも雨風が酷い時を除いて、深夜徘徊しない日は年間に2~3日だと思う。
冬の寒さの中でも、台風の強い風の中でも、深夜に一旦外に出ないと気がすまない。
もう、何かを開放するというより、その行為に依存しているような感じですらある。
仕事を辞めてから、しばらくして深夜徘徊するようになり、少なくとも4年近くはこんな生活を送っている。
深夜徘徊を止めようと思う
寝る前の儀式のように、深夜1時から2時の間に出かけるこの深夜徘徊も終わらせる時期が来たかなと思っている。
煙草、酒より止めるのが難しいなんて思いもしなかったが、そろそろフルタイムでの契約社員としての仕事も始まるので止め時だ。
つまり焦燥感や孤独感に囚われるのを止めようと思う。もう、単純におっさんだしね。
焦っても仕方が無いし、一人にももう慣れた。深夜徘徊したくなる気持ちをしっかり受け止めて、人生をプラスに向けたいと思う。
そして、たまに休み前にゆっくり深夜徘徊するぐらいにしよう。
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