中年引きこもり、ニート、フリーターにおすすめの就活本

心身ともに調子が良かったので寒空の中、大きい図書館へ自転車で出かけた。本来は電車で出かける距離だが、往復560円の電車賃を節約する意味もあり自転車で行った。

もちろん第一の目当ては、中年引きこもり、ニート、フリーターへ向けて書かれた就職マニュアルのようなものが無いかを調べるためだ。

しかし、やはりそんなものは無かった。だが、ピンと来た一冊があったのでそれを借りてきた。

タイトルは「働きたいママの就活マニュアル」

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中年ひきこもり、ニートと働きたいママには共通点が一杯

以前の記事でも書いたが、学生からすぐに出産しママになった人は僕みたいな中年ひきこもりやニートと案外共通項がある。

  • 専門的なスキルを持っていない
  • 正社員としてのキャリアがない
  • 出産、子育てのためにブランクがある

僕みたいな中年ひきこもりやニートと出産した女性のブランクでは意味も価値もとんでもない差があるのはわかっているが、ブランクという意味においては同じである。

一応僕は正社員としてのキャリアはあるが専門的なスキルは無い。これもひきこもり、ニートで同じだという人は多いだろう。

そう、彼女らのために書かれた就職活動マニュアルなら、僕らにも参考になると思ったのだ。

30代、40代まで職歴なしの正社員就職は無理なの? – めざせ正社員!30代後半フリーターの就職・転職活動記

働きたいママの就活マニュアルはやっぱり中年ひきこもりでも読みやすい

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通常の就職・転職マニュアルはこれまでのキャリアや専門性、なんならコネを使って転職~と書いているが、そんなのがあったらオッサンは引きこもらないよと思い、見る価値も感じない。

しかし、この「働きたいママの就活マニュアル」は、キャリア、専門的なスキルを持っていないことを前提に書かれているので、読んでいて萎えない。(上記のような就職マニュアル本は萎える。)

それでいて

「ブランクが長い」「特別なスキルがない」など、キャリアに不安があると、資格取得や通信講座で勉強してから就活をしようと考える人も多いでしょう。

資格は、ある分野の知識を体系的に学ぶためにはとても効果的ですが、就活の逃げ道として「資格」に逃げているケースも少なくないため、注意が必要です。

なんて痛いところも突いてくる。

資格を効果的にアピールできるのは、職務経歴書や志望職種、志望動機と上手にリンクしたときです。

特定のスキルを身につけたいと思ったら、仕事を通じて学べる環境を作れないか考えてみましょう。正社員にこだわる必要はありません。

この上の引用している内容は昨年転職エージェントでも言われました。

30代職歴なしに転職におすすめな資格など無い!by転職エージェント – めざせ正社員!30代後半フリーターの就職・転職活動記

これ一冊でOKのオールインワン就活本

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就職・転職マニュアル本でも色んなタイプがあると思います。

面接や履歴書、職務経歴書など就職の一要素に特化したタイプや、自分自身を掘り下げて希望職や今後のキャリアを考える自己分析タイプ、また人事部から見た採用側の考えが書かれたタイプなどさまざまあります。

この本を分類するとオールインワンタイプです。

色んなことがコンパクトに一冊にまとめられていて、それでも足りない分に関してはおすすめの書籍が載っていて非常に親切です。

自己分析や今後どのようなことで専門性(スキル)を獲得していくかとかも書いてあるし、こういう場合はここのサイトが役立つというのも非常に豊富に載っているので、中年ひきこもりでもこれ1冊で十分。(当然子供に関することは読み飛ばしたり、置き換える必要はある。)

また、ゴールが正社員就職だけではなく、自営業、パートなども選択肢に書いてあるので、読んでいてストレスが無く楽です。(絶対に正社員にならないとというストレスを感じない。)

10年以上前に転職活動をした時に経験したんだけど、こういう就活本に書かれていることを最低限やれているかどうかで、就職できるかどうかは案外決まるのでニートやひきこもりを脱出したいという人、正社員就職を目指すフリーターは就職本は一冊は買った方が良いと思う。

まとめ

とある海外ミュージシャンがインタビューで、「バンドにとって1stアルバムってのはアマチュア時代のベスト盤だ」ということを言っていたのを読んだことがあります。

なるほどアマチュアであーでもないこーでもないと曲を作ってライブやって、それで選び抜かれた曲を出すから確かにベスト盤だなと。

同じくこの「働きたいママの就活マニュアル」も著者の毛利優子さんの初のベスト盤な感じで、かなり濃いです。

大学時代に出産し、その後も働きながら2児を出産。そして働く女性を支援したいと思い転職して今は独立しているそうなので、まさにベストを尽くして書かれた本だと思います。

一番よくないのは決断しないこと。

など、色んな役に立つ情報の合間に書かれたこういうフレーズに、著者の本気度みたいなものを感じました。

ターゲットはブランクがある働きたいママなんですけど、本気で僕みたいな30代でブランク有りのオッサンでも役に立つ内容でした。

ちなみにこの次に書いた「これで解決。働くママが必ず悩む36のこと」アマゾンの労働問題カテゴリー第1位獲得したようです。さすがにこっちは合わないと思うけど。

毛利優子の公式サイトFlexible Careerへようこそ | Flexible Career

毛利優子 プロフィール|講演会の講師紹介なら講演依頼.com

自転車の鍵を落としてパニック

図書館からいざ帰ろうと思ったら、自転車の鍵がない!?

酔っ払っても自転車の鍵や家の鍵も落としたこと無いのに、しらふの真昼間に落とすなんてありえるか!?

ポケットを探し、かばんを探し、図書館内の自分が通った場所を探し、それでも無い。

マジか……。近くに自転車屋はあるようだけど……節約したつもりが、自転車の鍵の付け直しなんて……。

図書館の人に聞けば良いのに、無職暦がそこそこ長いのもあり、なんか聞きにいくのが億劫だった。

でも、そこでよく考えた。自転車を引きずりながら歩いて自転車屋を探すのが良いのか?一応図書館の職員に確認するのが良いのか?

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1本10円のチョコ菓子を3本食べて考えた。

落ち着け。聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥と言うではないか。聞くだけ聞いてみよう。

チョコの糖分で冷静さを取りも出した僕は受付の女性に「自転車の鍵が落ちていないか確認してもらえませんか?」と聞くと、何と「これですか」とすぐに鍵を渡してくれた。

やっぱり一歩を踏み出すのは大事だ。

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