30代前半で仕事を辞めてから、このブログを書く前にいくつかブログを書いていた。
そのブログもいつかここにまとめ合体させようと思うのだけど、そこで書いていた話の続きである。(と言われても見ている人は、その前の話を読めないので困るだろうが…)
話を端折ると工場勤務の友達は東日本大震災のせいで手取りが15万?程度になり、にっちもさっちもいかない状況だった。
彼は母親と二人暮らしで母親は元自営業の年金暮らし。自営業だったので国民年金で収入も乏しく、切羽詰まっていた。
(ちなみに国民年金の満額は2019年で月6万5千円。これじゃ生活できないよね。多分、満額貰えてないだろうし。)
そこで義理の兄貴が東京で工務店をやっているので、そこを頼って上京したのが5年前ぐらいだと思う。
そんな彼から連絡が来た。
親戚と仕事をするのは仕事とプライベートの区別がなくて辛いらしい
単刀直入に言って、彼は義理の兄貴の工務店を辞めて、どこか別の企業で働きたいということだった。
彼は何年も前から仕事が覚えられないと愚痴を言っていた。
というのも彼の義理の兄貴はリフォーム専門の工務店なのだが、リフォームというのは家を建て方が分かったうえでやるものらしい。
家を建てる経験を積んだら、柱がどうとか、配線がどうとか、そういうことがわかってきて、リフォームという応用ができるようになるらしいが、彼は応用から入ったので、さっぱりわからないと言っていた。
また、義理の兄貴も職人肌と言えば聞こえは良いが、ようは教えないから勝手に覚えろスタイルらしく、それで何度も衝突しているらしい。
しかも、親戚なもんだから、仕事が終わっても関係性があるので、プライベートでも仕事の話になってうんざりしているそうだ。
向いていないならさっさと辞めるべきだとは思うけど……
僕は彼から何度も愚痴を聞いていたが、そのたびに我慢するように言っていた。なぜなら、僕らはもう若くないからだ。
バカにされても食らいついていくなり、他の建築系の仕事に転職を勧めていた。
僕は時給で働く辛さ、先のなさを痛感していたから、非正規になっちゃいけないと思っていたからだ。
しかし、5年経っても相変わらずできないなら、彼は本格的に義理の兄貴と合わないか、仕事とも会っていないのだろう。
彼は転職活動を始めるらしい。
コロナの前にやれよ!アホ!と思ったけどね。
まぁ、自分もさんざんアホなことをやって、時間を無駄にしてきたんだから、人のことは言えない。
生協のルート配送の仕事を希望しているが40代前半で雇ってくれるのか?
彼が応募しようと思っている企業は生協のルート配送だった。
一応年齢や学歴は不問のようだったけど、募集ページの写真が若者だったので、企業側も30代前半ぐらいを希望しているのではと思った。
だが、そうはいっても当たって砕けろでチャレンジするしかないし、彼にはとにかく頑張れと言った。
もう2週間もその後の話を聞かないので、おそらく書類選考に落ちたのだろう。
コロナ渦で40代前半の大工見習という異業種からの転職なので、そうとう苦労はすると思う。
でも、彼は職人で車であちこちの現場に行っているし、運転はできるはず!なので、粘ればちゃんと見つかると思う。
ここで粘れるかどうかが、僕らみたいな経歴ボロボロの人間が就職できるかの分かれ道なんだよね。
ということで、次回、俺たち底辺、職歴なしかボロボロ、ブランクアリが就職活動を成功させるのにもっとも大事なことを書く。
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