30代、40代でも夢を追いかけてもいいじゃない

僕は漫画が好きだ。

その中でもずっと子供の頃からジャンプが好きだ。ジャンプ以外にも色々漫画雑誌はあるけれどやっぱりジャンプは面白い。

僕の場合ドラゴンボールに始まって、ワンピースもナルトもブリーチも子供向けの漫画だと思いながら、手が止まらずに読んでしまう。

今はエンタメも1周回って王道以外のものが多い分、ど真ん中王道というのはむしろ貴重になっているのかもしれない。

そんなジャンプの漫画が読めるということでジャンププラスというアプリをダウンロードした。

4匹の弱虫が意外と強くて笑えるんですという懐かしい漫画

ジャンププラスというアプリでは無料で読める作品も多いが、有名どころはある程度まで無料で、後はアプリ内通貨を買うかコミックスを買ってねという感じ。

ただ無名に近い人、新人などの作品は無料だったりするので、時間をもてあましている僕はそういった無名、新人の漫画も色々読んでいた。

その中で出会ったのが、「4匹の弱虫が意外と強くて笑えるんです」。

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ネットからも無料で下のリンクから読めるので読んで欲しい。

4匹の弱虫が意外と強くて笑えるんです

内容は青春物で映画にできるような感じの話。いい話だった。

 

これを読んで僕が感じたのが

関西人でダウンタウンの影響がある感じ。
そして、新人のようだけど2000年前後のヤンマガ、ヤンジャンっぽい感じ。

つまり、20代じゃなくて自分と年代が近いのでは?と思ったのだ。

それでこの作者、「長谷川和志」についてググってみたらビンゴだった。ご本人がブログもやってらっしゃった。

1匹の弱虫が意外と強くて笑えるんです

30代後半からの漫画家デビューで上京

作品が面白かったのでついついブログも最初から読み込んでしまったんだけど、この人ブログも面白いのよ。

やっぱり話が作れる人はブログも面白い。

長谷川和志さんは20代半ばで突然漫画家を目指してすぐに賞を取るも、なかなか連載に結びつかない。

ジャンプやマガジンなど有名どころで編集者に担当についてもらって作品を見てもらったり、指示されたものを書いてもうまくいかない。

その後は漫画と決別して他の仕事をしているんだけど、30代も半ばで紆余曲折あって漫画に戻ってくる。

そこでひょんなことから37歳で担当が改めて付いて上京して、2013年38歳の年にプロの漫画家としてデビュー。

しかし、連載は1年ほどで終わる。それからその後も漫画を書き続けている。

www.pixiv.net

最近の元プロも面白い。

daysneo.com

上のサイトでは現在はインディーズ漫画家と書いてあるけど、ヤングマガジンで担当が付いたとあるので、また今後ヤンマガで連載するのもかもしれない。

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これまで これから|作品詳細|DAYS NEO -デイズネオ-

上の作品は連載コンペを競った下書きらしいけど、引き込まれる。

でも、それに対しての編集者の

残された者たちの
ヒューマンドラマとして、
重厚なテーマ性を感じるものの
この先、ストーリー作りが
非常に難しい漫画に
なりそうな気がしました。

恋愛にもサスペンスにも、
そう簡単には展開できづらそうな
重く切実なテーマだと察します。

ともすれば、
読み進めるのに何某かの
覚悟が必要とされるやも知れません。

も的確な感じ。短編とか書き下ろしならまとまりそうだし読めるけど、連載モノっぽくないというか読むのが辛い話になりそうだなと感じる。

漫画家と担当者のやり取りを公にやるなんてわりと斬新なサイトだと思ったら、この春できたばっかりらしい。

20年近くたって大学時代になんで自分がボッチだったのかを知る

「4匹の弱虫が意外と強くて笑えるんです」で、登場人物の一人が大学でボッチになっていて高校時代の楽しい時期を懐かしむシーンがあるんだけど、僕も大学時代ボッチだった。

でもこの漫画読んで自分が何でボッチになったのか20年近く時間が過ぎてわかった。

うまく言うのは難しいのだけど、後ろ向きだったというか大学生になりきれていないというか。

みんな意識するしないに関わらず中学生になったり、高校生になったり、社会人に成ったりしている時に自分をアップデートしているはず。

アップデートしなくてもうまくいく人もいるけど、みんな新しい環境に合わせて自分を更新している。

それを大学生の僕はやらずに、楽しかった高校生を引きずったからボッチだったんだろうと思う。

まぁ20年近く前の話だし、今更そんなことで感傷的にはならないけど、面白い発見だった。

人のものさしを借りてきて、それで苦しむ必要はない

長谷川和志さんは40代前半で面白い漫画を描いてやろうと今も漫画を書いている。

僕はというと30代の間何やっていたんだとか、35歳までに就職を決めていれば良かったとか後悔して、とにかく40歳になるまでには何とか正社員での就職がしたいと怯えている。

挙句にそれで心身の調子まで崩す始末。

それに対して長谷川さんのように、世間の常識とかものさしとかどこ吹く風で、年齢なんか気にせずに自分のやりたいことを追求できるのは羨ましいと思う。

もちろんそれだけの才能があるって前提ですけど、僕も世間のものさしを借りてきて、それで自分をビシバシ叩いている場合ではないなと。

ちょっと話が逸れますけど、ちょっと良いなという人がいたんです。で、その子の年齢を勝手に若く想像してたんですけど、自分と変わらない年齢であることがわかってからは、年齢が引っかかるようになったんですよね。

見た目若く見えるなら全然いーじゃんって話なんですが、年齢を気にする僕がいる。この矛先は相手だけじゃなくて、自分にも向いてます。

年齢で悩んでいるうちに、何もしないままドンドン老いてること方が深刻な問題なんだけどね。

もうすぐ40代だけど好きなことをやって生きていく

 

と言っても何か夢を持って、それを目指すということではないです。

僕には絵を描く才能も、話を作る才能も無いし、クリエイティブな才能も一人より優れた技術も全くないですしね。

ただなんかちょっとした遊びとか観光?みたいなことを、年齢を理由に避けるのは止めようかなと思いました。

若くないとダメって制限されてるものは仕方ないですけど、世の中そういうものは無いですもんね。(つまりオッサンでも若い女の子を狙うのも…… (;´Д`)ハァハァ)

そうすることで勝手に自分で首を絞めて苦しんでいる生活も楽になったり、楽しめたりするんじゃないかなと。

そんなことを長谷川和志さんの漫画読んだり、ブログ読んだりしているうちに思いました。

P.S
あと無名でも面白い漫画書く人が日本にはたくさんいるね。
ジャンププラスのアプリで4コマとかでも面白い!と思って読んでいたら、商業誌では全然デビューできていない人だったり……。

日本の漫画界は本当に恐るべし。

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